看護師の寺門です。

歯科医師の方から教えていただいた内容で、大変ためになったのでよかったら参考にしてください。

歯は失ってからその大切さがわかると言われます。食べる時だけでなく、様々な形で私達の健康を支えてくれます。歯の喪失が少なく、よく咀嚼できる人は生活の質や活動能力が高く、運動・視聴覚機能に優れている事が明らかになっています。

歯科疾患実態調査(平成28年)によれば、虫歯になった人の割合は、35歳以上55歳未満ではほぼ100%が罹患しており、歯の喪失状況は60代で5本、80代では14本の歯を喪失しています。歯の喪失原因の約7割が「虫歯」と「歯周病」で占められています。60歳以上の医療データを解析した結果、歯数は少ない人ほどアルツハイマー型認知症のリスクや誤嚥性肺炎の割合が高いことが明らかになっています。歯を失って咀嚼回数が減ると大脳の海馬や扁桃体といった認知機能に関わる領域への刺激が少なくなり、その結果認知症になりやすくなる可能性があります。虫歯や歯周病などが原因で、心臓、肝臓、皮膚、関節などに二次的な病気をもたらすこともあります。最近では歯数と全身疾患との関連、口腔健康管理の重要性が見直されています。

日本歯科医師会では「8020運動」といって、80歳になっても20本の歯を保つことを目標とした運動を実施しています。さらに本年10月には「国民皆歯科健診制度」も検討されてきました。歯科疾患は自覚症状を伴わず発生することが多く、ある程度進行した時点で症状が生じます。そのため、定期的な歯科検診や早期治療、歯石除去や歯面清掃を受けることも歯の喪失予防には重要です。健康な体を支えるためにも歯の「メンテナンス」と「歯みがき」に注意して、いつまでも自分の歯で噛めるようにしないものです。

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