はじめまして。7月に入職しました、看護師の藤田です。

入職して早2ヵ月が過ぎました。
利用者さんやケアマネさん等にご挨拶に伺った時には、「学生さん?」なんて言われることもありましたが、看護師8年目になります。若いというか、「幼く」みられてしまうのは困りものです。笑
今回は、自己紹介を兼ねてつぶやきます。

私はケアプラス浜田に入職する前は、緩和ケア病棟で働いていました。
みなさん、緩和ケア病棟というとどのようなイメージを持ちますか?

もしかすると、死を待つだけの悲しく暗い場所というようなイメージを持っている方もいらっしゃると思います。

しかし実際は、ガンによる身体的・精神的な苦痛をとることや、患者さんやご家族の希望を叶えることを最優先とする病棟で、苦痛が緩和されて退院する方もいらっしゃいます。季節ごとの行事を楽しむこともあり、優しく穏やかな時間が流れる病棟でした。
緩和ケア病棟にいると、患者さんのそれまでの人生を振り返ったり、どんなことを望むのかなど話を聞かせていただく機会が多くありました。
何に幸せを感じるかや、どんなことを希望するかというのは、人それぞれ違います。その中で、患者さんが多く話していたのは、「家に帰りたい」「自分の足でトイレに行きたい」「○○が食べたい」「○○に会いたい」など、普段私たちが当たり前のようにしていることでした。
自分が慣れ親しんだ場所で、家族やペットの気配を感じながら、穏やかに日常生活を送れるということは、何より幸せなことなのだと学びました。そんな日常生活を、安心して送れるお手伝いをしたいと思い、訪問看護の道を選びました。

ちなみに、私が幸せを感じる時はというと、ペット(モルモット2匹)と触れ合う時、アロマの香りを嗅いだ時、家族や友人とおいしいものを食べた時、クラリネットを吹いたり好きな音楽を聴く時などでしょうか。
「あなたは何に幸せを感じますか?何が楽しみですか?」
普段こんなことを話すことは少ないと思います。この記事を読んでいただいた機会に、ご家族や友人などと話してみると新たな発見があるかもしれませんね。