乾燥に花粉に…段々とかゆ~い季節となりましたね。
花粉症は大人になったらいつの間にかなくなりましたが…小児期からアトピー性皮膚炎の私は、いつもの皮膚炎に加えて手荒れに乾燥にマスク肌荒れと…今年の冬はお肌が悲鳴を上げています( ;∀;)

皆さんは「イッチ・スクラッチサイクル」ってご存知でしょうか?英語で書くと、「itch(痒み)」「scratch(掻く)」「cycle(循環)」です。簡単な言葉で言うならば、「搔けば掻くほど痒くなる」です。

ちょこっと解説すると・・・
痒みのメカニズムは複合的である為、発生機序は完全に解明されていないと言われていますが…人間は痒みを感じると、皮膚を掻いてしまいます。すると、表皮細胞が破壊され、サイトカイニンという物質が体内で放出され、炎症が起きるのです。炎症と同時にヒスタミンという痒み等アレルギー反応を神経に伝達する物質も作られるため、更なる痒みを誘発します。これが「イッチ・スクラッチサイクル」と呼ばれる皮膚炎の悪化サイクルです。

こどものころ「搔くと余計に痒くなるから掻かないの!」と親によく言われましたが、実はこんなメカニズムから来た言葉だったということですね。

では、どんな風に痒みと付き合って行ったらよいのでしょう?

答えは簡単で、「搔かないようにする+痒くなったら治療する」です。
無症状つまり何もない時は、自分の皮膚に合わせたケア(乾燥肌なら保湿など)を行ない、皮膚の損傷を防ぎます。
そして症状が出たら、早期に対処することが良いとされています。理由は簡単で、イッチ・スクラッチサイクルを早期に断ち切る為です。症状の出方により、軟膏や内服、又は併用など対症療法は様々です。

掻いて損傷した皮膚は、刺激を受けやすく普段は刺激にならない物ですら症状を引き起こすこともあります。ですので、症状が出たら早めに治療をして、早期に健康な皮膚が再生できるようにするのが一番お肌にとって大切なことなのです。

私も日頃のケアと治療(皮膚科への受診)をうまく組み合わせながら過ごしていきたい思います。