理学療法士Aのつぶやき 高齢者の救世主 その名はプロテイン②

では前回に引き続き、プロテインのありがたいお話をしていきましょう(笑)。と、その前にもう少しだけ、高齢者のタンパク質について具体的にお話します。

実際に高齢者どのくらいのタンパク質が必要なのでしょうか?高齢者が一日に必要なたんぱく質は最低75gとされており、毎食25g必要ということです。なんだかピンときませんよね。タンパク質が75gくらい(1日の摂取量)の食べのもで例えてみましょう。

以下文部科学省食品成分データベース参考。鶏ささみ330g、牛もも肉360g、豚ロース390g、魚肉ソーセージ17.5本、卵12個、納豆11パック、6ピースのプロセスチーズ3つなど。

まず普通に食べるのは無理ですよね。そのため、高齢者のほとんどがタンパク質不足となり、筋力が低下していきます。

しかし、プロテインならば必要なたんぱく質だけを摂取でき、少量で25gを毎食摂ることが出来ます。

 

ま さ に ★救世主★ で す 。

 

ではプロテイン成分の説明をしていきましょう。

タンパク質には20種類ほどに分類され、筋肉を作るための10種類の不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)とその他のアミノ酸があります。もう話の流れからお分かりとは思いますが、プロテインにはこの不可欠アミノ酸がほとんどを占めます。

つまり、プロテインは最小量、最高率で筋肉を作ってくれます。そのため、筋肉を作る筋力強化以外にも、筋肉を修復するため、筋痛からくる膝痛や腰痛、筋肉痛にも効果を発揮します。

実際に様々な論文や研究で、高齢者へのプロテインの摂取は筋力を向上させるという結果が出ています。

 

 

いかがでしたでしょうか?最初は疑っていた方もこれで高齢者にプロテインがいかに大事かわかってもらえたかと思います。今回はこのへんで話を終わりにしたいと思います。

あといつかになるかわかりませんが、プロテイン選び方(不可欠アミノ酸10種類の成分でどれがいいか)や筋力向上以外の効果についてもブログに挙げていきたいと思います。お疲れ様でした。(*- -)(*_ _)ペコリ

 

参考文献:厚生労働省 フレイルティ及びサルコペニアと栄養の関連 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042643.pdf#search=’%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%A8%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%81%AE%E9%96%A2%E9%80%A3′